福岡市 FP教室講師のブログ

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友人や知人から借金の依頼を受けた時の考え方

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本日は友人や知人からお金を貸してほしいと頼まれた時にどう考えれば良いかについて解説していきます。

このテーマは嫌な話になりがちなので、記事を書くべきか躊躇した部分もあるのですが、知識を伝えることで嫌な話が現実化してしまうことを防ぐこともあるだろうと考え記事を書くことにしました。

どの記事も同様ですが考え方の一例としてお読みください。

 

友人から5万円を貸してほしいと頼まれました。あなたならばどうしますか。

友人や知人からお金を貸してくれないかと頼まれた時、多くの人は借金の申し出に至った経緯やお金の使い途について関心や疑問が湧き、それらをまとめて「どうして?」と問い返します。 それと同時に、その人との関係性や、その人の人となり、金額の多寡について考えるのではないでしょうか。

この記事ではそれらの他に、この状況に対処するための「どうして自分に話をもちかけたのかという視点」「友人知人にお金を貸す条件・方法」「お金を貸す場合の管理の仕方」の三つを解説していきます。

どうして自分に話をもちかけたのかという視点

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借金の申し込みに対するあなたの「どうして?」という問いかけに、相手はお金が必要な理由を話してくれるでしょう。 しかし、この状況に対処するためには、もう一つの「どうして?」、つまり「なぜ相手は自分に借金の申し込みをしたのか」ということについても考えてみましょう。

なぜなら相手には銀行や信販会社などの金融機関という最初に借金の申し込みをするべきであろう相手が存在するからです。それにもかかわらず、あえてあなたに申し込むというのは何らかの理由があるはずなのです。

その理由は大きく分けて「金融機関で借りられないから」と「金融機関で借りたくないから」の二つになると考えられます。 さらにその理由については下記のようなことが考えられます。

金融機関で借りられない理由

・申し込みをしたが断られたから。

・条件を満たしていないので借りられないことがすでに分かっているから。

金融機関で借りたくない理由

・手続きが面倒だから

・利息を払いたくないから

・信用情報や債権回収について恐れていることがあるから

・職場や家族に知られたくないから

これらの理由は、自分がお金を貸すかどうかを考える判断材料になるはずです。

友人知人にお金を貸す条件・方法

よく、友人知人にお金を貸す時にはあげるつもりで貸すように、といわれますが、ここでは貸すと決めた時にしっかり返済してもらう手法について解説していきます。

友人知人にお金を貸す条件①≪金利

個人間のお金の貸し借りで金利を設定する意味はあまりないでしょう。 あなたは営利目的で貸すわけでもなく、そもそも元金が大きくないので利息の金額も小さくなっているからです。

金利を上げれば利息は増えますが、利息制限法により個人間のお金の貸し借りは年利15%〜20%と決められています。ちなみにこの利息制限法の規定には罰則規定がありません。罰則規定がある出資法の上限は年利109.5%です。

金利よりも重要なのは、スケジュール通りの返済を促す「遅延損害金」の設定です。これはスケジュールから遅れた分について利息と同様に計算します。 返済が遅れれば遅れるほど返済額が大きくなるというのは、個人間のお金の貸し借りにおいては利益のための金利よりも重要な仕組みです。

この目的のために金利を設定するということも考えられますが、相手に気持ちよく返済してもらうことも必要でしょうから、それらのバランスを考える必要があります。

友人知人にお金を貸す条件②≪連帯保証人≫

仮に借り手の家族が連帯保証人になるとしても、連帯保証人になるくらいならばその家族がお金を貸すべきでしょうし、その家族にもお金がないのならば連帯保証人としての役割を果たしてもらうことは難しいはずです。

個人間のお金の貸し借りにおいては連帯保証人はあまり意味がなさそうです。

友人知人にお金を貸す方法①≪質入れ≫

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個人間のお金の貸し借りにおいては、質入れは効果的です。

質入れとは、お金を借りる担保として物を預けることです。期日までに返済がなされない場合、その物は預かっている貸し手のものになります。このルールにより借り手は期日までに返済しようとするインセンティブが大きくなるのです。

土地などの不動産に担保設定する抵当権は聞いたことがあるかもしれませんが、こちらはいざというときのために登記をしなければなりません。登記にも費用がかかるので個人間のお金の貸し借りには適しません。

質は担保として物を渡すだけで成立する仕組みなので個人間のお金の貸し借りに向いているのです。

友人知人にお金を貸す方法②≪島田紳助方式≫

個人間でお金を貸す方法の変り種として、元芸能人の島田紳助がやっていたという方法を紹介します。

借金の申し込みを受けた時、島田紳助は借り手に消費者金融で同額を借り入れさせて、期日までの利息分を自分が負担する仕組みを提案していたそうです。 この仕組みならば期日までに返済する限りにおいては、借り手は島田紳助から借りるのと同じ効果を得られます。

島田紳助にとって利息分は純粋なマイナスですが、元金部分が回収できなくなることはありません。 島田紳助が好きなわけではありませんが、なるほどと感心した仕組みでした。数多くの借金の申し込みを受け、結果、嫌な思いをしてきた経験から生まれた知恵なのでしょう。

話のオチとしては、この提案を受け入れた人はおらず、体のいい断り文句になっていたそうです。

お金を貸す場合の管理の仕方

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個人間でお金の貸し借りをする場合の管理の仕方は「記録に残す」ということにつきます。人は時間がたつと忘れてしまうものなのです。 双方、記録がなければお金の貸し借りの条件や取引履歴といった情報だけでなく、借り手の当初の感謝の気持ちなども人は忘れてしまいます。これが個人間のお金の貸し借りがトラブルになることが多い大きな要因です。 条件を詰め、契約書を作り、意思を記録に残しましょう。      

相手が「自分のことが信用できないのか」と思わないように

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これまで解説してきたノウハウは、前提に相手がしっかり返済をしないかもしれないという考えがあります。

そのことについて相手が「自分を信用できないのか」と口に出して言ってきたのならば、「金利というメリットがほとんどない融資について、あなたのためを思って、できるだけ譲歩して提案しているのに、そのような言い方をされるのは心外です。この話はなかったことにしましょう。」と言えば良いので簡単です。

問題は、相手が口に言わずともそのように思う可能性があることです。せっかく相手のためを思って協力しようとしているのに、このように思われたならばやはり心外です。

このように思われる可能性があるために個人間のお金の貸し借りは、口約束だけのものになってしまいがちなのではないでしょうか。

これを防ぐための方法としては、普段からお金についてしっかりしておき、相手にもしっかり手順を踏む人だとの印象を与えておくのが一つです。もう一つは逆に無知を装い、「自分はお金の貸し借りのことはよくわからないから、こうした方が良いというアドバイスをそのままやろうと思っている」ということをあらかじめ伝えておくことです。

それで相手が食い下がるようならば「やはりなにか怖いのでこの話はなかったことにしてください」と断ればよいのです。

まとめ

やはり借金の話はなんだか後味が悪い感じになってしまいますね。 しかし、ここでも重要なのは相手の立場への思いやりと可能性への配慮です。借金の申し込みへの対処という難しい局面をこなせるようになれば、あなたのマネースキルも格段に向上しているはずです。 お金を貸してほしいと頼まれた時にはこの記事の内容を参考にしてみてください。

 

(福岡市 東京対応)TWO FACE社労士FP事務所 社会保険労務士 蓑田隆介

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