外貨両替の方法
海外旅行の後、持ち続けている外貨はありませんか？
本日は外貨両替の方法について紹介いたします。 みなさんは海外旅行に行った後、外貨をそのまま持っていたりしませんか。 私は米ドルを数年間持ち続けていました。 折しも歴史的な円高が終わり、円安が進展している経済情勢です。(注：この記事を書いた2015年3月当時） 数年前に両替した外貨ならば儲かっている可能性も高いです。 外国為替について学ぶ第一歩として、外貨両替のやり方ついて学んでみましょう。 外貨両替は自分で情報を集めることが重要です。 電話やネットで情報収集をして損をしない外貨両替を行ってください。
外貨両替ができる場所
まずは、自分が持っている外貨はどこで両替してくれるのかを把握しましょう。 具体的には以下のようなお店などで外貨両替を行っています。
・大きい銀行 ・ゆうちょ銀行（大きい郵便局） ・空港の両替商 ・街中の両替商 ・チケット屋 ・インターネットの外貨両替サービス
行ける範囲のお店を調べ、それぞれのお店を利用するための交通費、宅配手数料、手間などをチェックしましょう。 次に、これらの場所で希望の両替ができるか、通貨の種類と金額・金種、営業時間について確認します。
通貨
マイナーな通貨ほど選択肢が限られてきます。 マイナー通貨だとの認識があれば、旅行の時、持ち帰ろうとせず、出国前に米ドルなどに両替しておくなどの準備が必要です。
金額・金種
外貨を買い取るお店側も、小さい規模のお店であれば、この金額までしか外貨が欲しくないという金額があるようです。 通貨とともに買い取りの上限金額についても確認しておきましょう。
ちなみに大黒屋横須賀店のドルの上限金額は私の場合、1000ドルを希望したところ300ドルまでだと制限されました。 特に注意書きはなかったので店主独自の判断なのかもしれません。 有楽町イトシア店では700ドルを希望したところ何も言われませんでした。
金額にはマネーロンダリング（資金洗浄）防止にかかる規制もあります。 特に10万円相当を超える両替をする時には、事前に問い合わせてよく確認しておきましょう。 また前提として両替できるのは大半のお店が紙幣のみです。
営業時間
お店によって違います。 後述のレートと密接な関係があります。 
画像は大黒屋有楽町イトシア店
レート
外貨両替における最大のポイントはレートです。 外国為替相場とも呼ばれます。 ニュースでよく聞く1ドル=1○○円○○銭というやつです。 海外から持ち帰った手元にある米ドルを日本円に両替する場合は、 1○○円○○銭の数字が大きいほうが自分にとって有利です。 自分が1ドル持っている場合、1ドル=100円で交換してもらうより、1ドル=120円で交換してもらうほうが20円得しますからね。
ちなみにこの数字が大きくなることをドル高円安、あるいは単に円安と言います。 ニュースで見るこの数字は刻一刻と変わります。 お店は朝方10時過ぎころに、今日のこの時間帯はこのレートにしますという数字を一応決めます。 一応というのは金額や相場の状況によってはレートを変えるからです。 ちなみに、お店で表示されるレートはすでに手数料が引かれていますので、銀行などでは別途為替手数料がかかることはありません。
上記を踏まえて、
まずはニュースやチャートなどを見て、両替する日を決めましょう。
そしてその日に、自分が行ける範囲、できる方法のお店のそれぞれのレートを調べます。
調べる時間は各社のレートが出揃う11時過ぎころが良いでしょう。
そうして調べたお店の中で最も条件の良い場所で両替をしましょう。
以下は私が調べたレートです。参考にしてください。
本日2014年10月9日(木)10:00時点のニュースでよく聞く
東京外国為替相場は108.109円から108.2円です。
問い合わせの仕方
外貨両替は外国為替業務の一つですが、 外国為替業務は他にもいくつもあり、その種類ごとにレートも注意事項も違います。 お店に問い合わせる時は 「外貨両替について教えてください。 米ドルの現金を日本円に両替したいのですが、…」と 話し出しましょう。 要点をしっかりと伝えればスムーズに回答してくれます。
紙幣の鑑定
お店で実際に両替をする時には、紙幣を検査機に通して紙幣の真贋の鑑定を行います。 ここで検査機を通らなかった紙幣は両替してもらうことができません。 旅行時に偽札や、汚い紙幣をつかまされないように気をつけましょう。
一方でこの検査機の精度は、実はまちまちだったりします。 一つのお店で通らなくても、他のお店では通るということもあり得ることを覚えておきましょう。
外貨両替の税金
外貨両替で儲けが出た場合、その差額は雑所得になり所得税の対象となります。
